虹 にじ

 健康のため、早朝自転車で走っている。
今朝、北の空に綺麗な虹を見た。雨の後の朝日で偶然できたようである。
 数日前にBS番組で、「曜変天目茶碗」(ようへんてんもくちゃわん)の話があった。日本では虹色に輝く色調が珍重され、高価で取引されているようである。ところが、親元である中国には、「曜変天目」の茶碗は残ってないそうである。不思議なことであるが、中国では「虹」は、吉凶で言えば、凶の意味があるとのこと。男女の関係での凶を表すことから、「曜変天目」は嫌われ、消えていったようである。日本とは全く違う捉え方には興味のあるところである。
 昨年、TV番組「なんでも鑑定団」で4点目の「曜変天目」茶碗の出品があり、鑑定の結果、2500万円の値がつけられた。真偽の論争があったことは、記憶に新しいことである。
 「虹」というものの意味の違いにより、国によって、価値が変化してしまうことはおもしろい。